ポエム
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Rainbow
黄昏時の赤い校舎に

かかる虹の太陽が二つ

時の流れは残酷なものね

いつか別れる運命だから



地平線から昇る光は

緑色の悲しき花火

その手で打ち上げたなら

きっと掴めるあの日のように



夢ばかり見ている

情けない人だけど

一人じゃ立てないから

支えるだけ



謎に満ちたモナリザのように

不気味な笑みを浮かべてる

暗く寂しい色だけど

愛を知るなら十分過ぎる



微笑み返す白い恋人

夏が過ぎるのをただ見てる

ちょいといなせな横顔だった

一目惚れしたのは僕だった



まだ何も知らない

可愛いげな十代だけど

過去を捨てて今に生きる

そっと両手の中で光輝く

宝物をしまいこんだ鏡の中で

真実は映らない

人は嘘をつくものだから

宝物だと信じてる

預けた純情は夢の奥に

今もどこかでさまよっている



18/04/12 01:17更新 / 喜楽一膳



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