ポエム
[TOP]
イベント
夏空の雲の向こうの思い出

キミとの会話に
言葉詰まらせて
困る僕に君は
あっちむいてほいって
無邪気な笑顔を見せて言った

スタッフロールが流れるような
夏を君と送れたら
どれだけ幸せだろう

お互いに素顔を知らない
それでも夏を知ることができて
日常に溶け込む非日常が
僕らを知らしめるだろう

もう一度この夏を送れたなら
どれだけいいだろうって
でも、一度きりの君だから
僕らたらしめるんだ

そうだろう?

もう一度会うって約束したから
君はまたあの場所で
僕を待っているのかい?


僕らの夏はもう花火とともに
散ってしまうけれど
線香花火のような

小さな光が

僕らを出合わせたんだ

この夏でエンドロールを流したくない
だって約束しただろう?
もう一度会うその日までの
この夏はオープニングでありたいって

そう思わせてくれないか


もう一度この夏を送れたなら
どれだけいいだろうって
でも、一度きりの君だから
僕らたらしめるんだ

そうだろう?

もう一度会うって約束したから
君はまたあの場所で
僕を待っているのかい?

夏空の雲の向こうの思い出

キミとの会話に
言葉詰まらせて
困る僕に君は
あっちむいてほいって
無邪気な笑顔を見せて言った
25/06/06 09:48更新 / 幼い春



談話室

■作者メッセージ
5作品目になります

毎年出ている夏のイベント
VRC、コミケ、MMO、学校行事
なんでもいいと思います。
そこで初恋をしてしまうことでその年の夏は一つだけの夏となって記憶に刻まれる。
元は配信者さんのVRCをテーマに書いたのですが、普通に夏のテーマの詩としてもありだったので投稿してみました。
付き合うなんてことは叶わないけど甘酸っぱい夏の初恋を感じられたら幸いです。

追記
元が男性同士ということもあって全体的にロマンチックなテイストになってしまっています。
それでも、色々な背景が楽しめる作品になったと思いますので思い浸って楽しんでいただけたなら幸いです。

温かいご感想いつもありがとうございます。

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c