ポエム
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スイッチ
こどのころよく遊んでた近所の子…

その子のおとうさんが亡くなったと母から聞いた…

たまたまお休みだったので

お通夜に行った…

おじさん二十年以上見てないな…

あんなに遊びに行ったのに

記憶はあまり出てこないな…

どんな顔すればいいのかな?

泣けるのかな?

まるで映画を見てるような感覚…

おじさんの仏様直接見てみる…

おじさんも年取ったなー

ほんとに亡くなったんだ…

ふと見るとよく遊んだあの子が

わたしに気づき懐かしいあだなを呟くように言う…

その声を聞いた瞬間

おじさんの楽しそうに話す声

その子と遊びまわった記憶

みんなでキャンプに行った川…

溢れるあたたかい記憶…

絞り出すように…

残念です…

その一言だけ…

あとは何も言えずその場から

離れた…



20/02/06 06:37更新 / 思い出させ屋



談話室



■作者メッセージ
その子がわたしの名前を呼んだ
瞬間…一瞬にして記憶に色がつきました

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