君と会うのは
夜だから
パパとママに
言い訳するのにも一苦労

「星を探しに行く」

毎回そう言っては
ちょっぴり後ろめたさが残る

でもね
言い訳した以上
貫き通すから
行かなきゃ

昨日会ったばかりの君をまた
愛したくて


追いかけられるよりは
追いかけたい
強気な私の発言力
どこまで届くか分かんない何億光年


もくもく焚いた夜の雲
ちょっと意地悪だな

月の光が仄暗く
君を十分に探せない


はやる気持ち
はやる鼓動
はやる脈

三点拍子揃えば


“図星”が降る


瞬く間に光っては
闇夜で尾を引いて画く

まるで
私の心の線のよう

音を置き去りにして
光だけが進んでいく

止まり始めた世界

振り向けば
君がそこに居るんだね

まずは
昨日のことから話そう

新しい君に向けての
奇妙な私たちの関係を