死骸で着飾る、春
譜面のような形をした雲
イヤフォンを片手に
ずっと空を眺めていたら
飛び疲れた蝶々
私の掌に落ち
ぽつんと弾ける
それは生命のほどけ目なのかしら?
音が撫でる余韻に
浸っていると
蝶々は四肢を
自ら結わえだす
きっと自らの命を悟ったのかな
せめてもの
生命の悪あがきを見せつけてくれた
出来上がったそれは
...綺麗な蝶々結びのリボンみたいに
...上品な衣を着飾るみたいに
私はその亡骸をそっと髪に飾った
イヤフォンを片手に
ずっと空を眺めていたら
飛び疲れた蝶々
私の掌に落ち
ぽつんと弾ける
それは生命のほどけ目なのかしら?
音が撫でる余韻に
浸っていると
蝶々は四肢を
自ら結わえだす
きっと自らの命を悟ったのかな
せめてもの
生命の悪あがきを見せつけてくれた
出来上がったそれは
...綺麗な蝶々結びのリボンみたいに
...上品な衣を着飾るみたいに
私はその亡骸をそっと髪に飾った