ポエム
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こいぬ座
狭苦しいワンルームと、だだっ広いオフィス。
今日もまた、ふたつの点を線で繋ぐ。

かつて、この線はもっと多くの点と繋がっていた。
まるで星座のように、点と線は様々な形を描いていた。

ある日は居酒屋。
ある日はカラオケ。
ある日はライブハウス。
ある日はショッピングモール。

ある日は恋人の家。

私が繋いだ線は、私の人生そのものだった。
でも、もう、星座は見えなくなってしまった。

空は濁って、雨は降りやまない。

ああ、また星座が見たい。
満天の星空で、あなたと踊りたい。



21/12/03 17:38更新 / Karen



談話室



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