透明の君
鈍い色をした僕は
どこまでも染まらない
ガラス細工の君に
触れてみたかった
だけど
僕が近づくと
君は汚れた色を
うつしてしまった
哀しくなって
離れたけれど
綺麗で 孤独で 純粋で
完璧な君のままよりも
僕という色に侵されて
いびつな心を知ることを
君は望んでくれていたのか?
どこまでも染まらない
ガラス細工の君に
触れてみたかった
だけど
僕が近づくと
君は汚れた色を
うつしてしまった
哀しくなって
離れたけれど
綺麗で 孤独で 純粋で
完璧な君のままよりも
僕という色に侵されて
いびつな心を知ることを
君は望んでくれていたのか?