あふれんばかりのこの想い
8000円分の花束に乗せて
君へ届けにゆこうかな

言葉は白に染まったルール。
僕らの気分は、何だかまるで
ガラガラに空いた道を走る
日曜日の朝みたいだね

素敵な優しさを、君に贈ります
もう二度と返らないときならば
全部愛おしめるから離さないで

誰にも振りまく笑顔とは裏腹に
君との秘密　愛情　慕情は
したたかに　でもすこやかに
育んでいきたいと想っているんだ

あふれんばかりのこのキモチ
お金になんて替えられやしないから
道端に咲くたんぽぽ手折って
君の窓へと転送しよう

今はそれしかできないけれど
いつかまるごと　僕をあげるね

僕の全部はそうさ　おいしい

■作者メッセージ
ラブレターを見られるようで恥。