ポエム
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暗中模索
どうやら壁に当たったらしい
筆すらもてない貧困の闇
私は私をえがけない

沈んだままでいいからとにかく
夜明けを待ったがどうやら
あの太陽は隣で笑顔を
振りまくだけだと
分かった今日
の夕焼け
どき

だけれどそこへは歩けない
体力がないわけでなく
盲目な私の瞳には
光の在り処が
探れない
だけ

自分を見てくれないことなんて
ざらにあること 私が私を
見れないなんてことも
同じくらい日常で
その度に迷う
判ってる
のに

残酷なあのひとの我が侭の為に
ぼくは私はいつものように
てんてこまい だけど
逃げられない定め
だって紙一重
愛してる
から

壁から跳ね返ってきた応えはもがけ
あぁそうですかと私は這うのだ
動けなくなった想像を手に
どうしてうまい魚でも
煮ようかと画策し
失敗し 惑う
本でも
見れば
料理の仕方
だって見つかる
だろうに翼のない心
では 到底そこには辿り
つけなくてただ燃え尽きるだけ

あぁ己以外の明かりを…ひと時でいいから
私にください…
19/07/14 10:43更新 / あたつ



談話室



■作者メッセージ
ちょっぴり昔の詩です。

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