ポエム
[TOP]
野花
まだ僕の記憶が確かならば
君の好きなあの色の花を
たくさん束ねて 届けたい

ひまわりは少し大きすぎるから
あの小さな黄色い花を

春が巡ればまた会えるね
僅かな命を望みに変えて燃やすよ

そう 僕は花ではなくて石

ダミーの輝きをしているのは
きっと僕のほうだろう

本当の君へ 本当の僕が
叶わない光になって
道を照らしてゆきたい

そう たとえそれが
何の意味もなくても。
19/07/14 10:48更新 / あたつ



談話室



■作者メッセージ
ちょっと壊れています。

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c