かぼちゃの季節
夏。僕はかぼちゃを煮ている
想い出すのはあの冬のこと
幸せに かぼちゃを煮ていたあの頃
僕はまだあの人と共にいたな、なんて。
かぼちゃの旬は夏からなのに
どうして冬が一番おいしいのだろうか
それはまるで あつい季節を乗り越えて
あの人と二人 暖めあった記憶が
正しかったかのように
かぼちゃは僕をあの人へと戻してく
……
…………
音が鳴る 今を生きる、君からの電話
君は夏にばてているという
遠い僕は何もしてあげられない から
この夏を 無事乗り越えられますようにって
そっと願い込めて 通話をする
君との記憶も こうして作られていくんだ
季節は かぼちゃを通してあの人と僕を
引き離し 僕と君とを繋いでく
絆なんて恥ずかしい言葉、
今はほとほと嫌いだけど
君とならもう一度、悪くない なんて
勝手に想ってしまったりも、する
かぼちゃが煮える前に 切られた通話
5分間だった余韻を噛みしめ
煮えたかぼちゃを今、味わいながら
あの人との過去から抜け出し
君と共にいるのだという未来へ
あわてんぼうのサンタのよう
幸せをちょっぴり 先取りしている
想い出すのはあの冬のこと
幸せに かぼちゃを煮ていたあの頃
僕はまだあの人と共にいたな、なんて。
かぼちゃの旬は夏からなのに
どうして冬が一番おいしいのだろうか
それはまるで あつい季節を乗り越えて
あの人と二人 暖めあった記憶が
正しかったかのように
かぼちゃは僕をあの人へと戻してく
……
…………
音が鳴る 今を生きる、君からの電話
君は夏にばてているという
遠い僕は何もしてあげられない から
この夏を 無事乗り越えられますようにって
そっと願い込めて 通話をする
君との記憶も こうして作られていくんだ
季節は かぼちゃを通してあの人と僕を
引き離し 僕と君とを繋いでく
絆なんて恥ずかしい言葉、
今はほとほと嫌いだけど
君とならもう一度、悪くない なんて
勝手に想ってしまったりも、する
かぼちゃが煮える前に 切られた通話
5分間だった余韻を噛みしめ
煮えたかぼちゃを今、味わいながら
あの人との過去から抜け出し
君と共にいるのだという未来へ
あわてんぼうのサンタのよう
幸せをちょっぴり 先取りしている