ポエム
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聖月夜
真冬のある夜、
僕はコートを羽織って散歩に出た。

聖なるかな、聖なるかな。

見上げた夜の星ぼしが、
尾を引いて落ちていく。

吐く息は、白く冷たい。

全天を覆う星ぼしの煌めきは、
僕の気持ちを優しくする。

まるでその星ぼしのひとつのよう。

自動販売機で缶コーヒーを買い、
暖をとる。

ぬくもりが体にしみわたる。

月光に照らされて、
心の中があらわになる。

「僕は、まだまだ、大丈夫」

闇に飲み込まれる前に、
確認を終え、家路についた。

聖月夜に、祝福されながら。
19/01/01 23:23更新 / pomupomu



談話室



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