ノック【多少改定版】
コンコンとノックが1回。
「はーい、どちら様で?」
(誰だ、こんな眠っている時に!)
僕はベッドで目を覚ます。
コンコンとノックが2回
「玄関の扉開けてもらって結構ですよー?」
(仕方ない、起きようか)
立ち上がり、部屋の電気をつける。
コンコンとノックが3回。
「あれ、鍵がかかっているのかな?」
(ライトに照らされた人影がない!?)
扉の外にいるのは誰だ?
コンコンとノックが4回。
「南無三!」
(なけなしの勇気を振り絞って!)
玄関の扉を開けた。
秋の夜風が頬を撫でた。
そこには誰もいなかった。
『冷えた夜風は真夏の忘却』
秋の夜風を断ち切るように、
僕は玄関の扉を閉めた。
「はーい、どちら様で?」
(誰だ、こんな眠っている時に!)
僕はベッドで目を覚ます。
コンコンとノックが2回
「玄関の扉開けてもらって結構ですよー?」
(仕方ない、起きようか)
立ち上がり、部屋の電気をつける。
コンコンとノックが3回。
「あれ、鍵がかかっているのかな?」
(ライトに照らされた人影がない!?)
扉の外にいるのは誰だ?
コンコンとノックが4回。
「南無三!」
(なけなしの勇気を振り絞って!)
玄関の扉を開けた。
秋の夜風が頬を撫でた。
そこには誰もいなかった。
『冷えた夜風は真夏の忘却』
秋の夜風を断ち切るように、
僕は玄関の扉を閉めた。