ポエム
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目覚めの定義
ようこそ、場末の扉へ。

この扉を開けると、
輪郭のはっきりしない、
可能性という病に犯される。

ようこそ、ネオンが消えた早朝へ。

この通りを抜け、
諦めの空気を肺いっぱいに吸ったなら、
自由の翼が手にはいる。

あの頃。

懐かしさという湯船に、
全身を曝しながら、
新しい服を探しては、
一喜一憂していた。

予定調和の幻にとりつかれ。
変化の濁流に飲み込まれ。

暗闇、
束縛、
未来、
今。

全部、ぜんぶが、
夏の日差しに蒸発し、
ゼロの心が、
次の収穫を待っている。

潤う大地を心待ちにして。

そして私は大人になる。

寝苦しい夜の、
夢が覚めても。

19/01/01 23:25更新 / pomupomu



談話室



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