ポエム
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生きている
この胸の空白をなんと例えよう。

心臓が無重力で空白になったような、
黒板に書かれていた言葉が消されたような。

この身は激しく紅い業火に焼かれたのだ。
灰になった後の雛鳥なのだ。

雨が降る。

5月の雨が窓越しに肌寒くとも、
まるで私の心に染みこむように。

濡れるものが心なら、
満たされるものが愛ならば。

胸の空白が満たされるほど、
銀河とアンドロメダ銀河がキスして、
新たな笑顔が生まれるまで。

この胸に咲くのはゴッホの向日葵よと、
そう信じ待っている。
そう信じ生きている。
19/01/01 23:29更新 / pomupomu



談話室



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