私の誕生
己の心が空虚なら、
青い焔も生まれない。
赤い焔ならばあるのだ、
だが枝葉を書いて何になろう?
幹や根にある空白が、
桜舞い散る小さな公園で一人、
ゆっくりと満たされていく。
満たされる幹や根から発する言葉を、
さあ薪だ、燃やせ燃やせと、
勢い良く火にくべる。
赤から青い焔に変わる瞬間に、
心の底にあった言葉達が枝葉に流れる。
借り物ではない言葉の熱で、
桜の木々を燃やしてしまえ!
ああ、青い焔の中から、
新しい、私が生まれる。
青い焔も生まれない。
赤い焔ならばあるのだ、
だが枝葉を書いて何になろう?
幹や根にある空白が、
桜舞い散る小さな公園で一人、
ゆっくりと満たされていく。
満たされる幹や根から発する言葉を、
さあ薪だ、燃やせ燃やせと、
勢い良く火にくべる。
赤から青い焔に変わる瞬間に、
心の底にあった言葉達が枝葉に流れる。
借り物ではない言葉の熱で、
桜の木々を燃やしてしまえ!
ああ、青い焔の中から、
新しい、私が生まれる。