ポエム
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砂時計
残り少ない砂時計の砂がゆっくり下に滴る。

その速度ははかりようがないけれど、
どうやらここらがDead Endと、
覚悟を決めた。

雨上がりで洗いつくしたような、
目蓋の裏側に焼き付く夢よ、
最期迄消えないで。

虹色に染まるこの街で過ごした、
折々の変化が今では愛らしく、
苦悩も楽しみのパッケージ。

老いこそ1つの芸術よと、
賛美せぬ偶像の群れこそ、
哀れなアラバスター。

覚悟したのはのどかな日常、
スタートラインにしてと、
幾人かに想いをこめて。

無数のありがとうが乱舞して、
星空彼方に消えていく、
いつか届けと。

砂時計、
最後の砂粒が1つ落ちた。











19/01/01 23:31更新 / pomupomu



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