君がいた、青春
君と出会ったのは同じ高校で、
言わなかったけれど僕は紹介される前に知っていた。
君は同じ中学で演壇に立つ僕を知っていた。
友人に紹介されたあの冬の夜が、
今にして思えば僕の青春の始まりだ。
まだ幼かったと苦笑する。
甘い記憶に蝕まれた厳しい現実が繋がって、
今の僕を目覚めさせる時、
くっきりとしたフレームがあるのを感じる。
僕のまぶたに焼き付いた、
狂おしいほどの青春は否定できず、
常に、君が重なる。
ああ、忘れようとして忘れようとして、
どんなに忘れようとしても、
その度に不可能と感じる。
青春の全否定などできず、
ただの記号に変わろうとも、
それは揺るがない。
僕は君を愛していた。
今の君が欠片になろうとも、
そう思う。
遠い過去を思い出す、
遠い未來に思い出す、
君がいた、青春。
言わなかったけれど僕は紹介される前に知っていた。
君は同じ中学で演壇に立つ僕を知っていた。
友人に紹介されたあの冬の夜が、
今にして思えば僕の青春の始まりだ。
まだ幼かったと苦笑する。
甘い記憶に蝕まれた厳しい現実が繋がって、
今の僕を目覚めさせる時、
くっきりとしたフレームがあるのを感じる。
僕のまぶたに焼き付いた、
狂おしいほどの青春は否定できず、
常に、君が重なる。
ああ、忘れようとして忘れようとして、
どんなに忘れようとしても、
その度に不可能と感じる。
青春の全否定などできず、
ただの記号に変わろうとも、
それは揺るがない。
僕は君を愛していた。
今の君が欠片になろうとも、
そう思う。
遠い過去を思い出す、
遠い未來に思い出す、
君がいた、青春。