ポエム
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君がいた、青春
君と出会ったのは同じ高校で、
言わなかったけれど僕は紹介される前に知っていた。
君は同じ中学で演壇に立つ僕を知っていた。

友人に紹介されたあの冬の夜が、
今にして思えば僕の青春の始まりだ。
まだ幼かったと苦笑する。

甘い記憶に蝕まれた厳しい現実が繋がって、
今の僕を目覚めさせる時、
くっきりとしたフレームがあるのを感じる。

僕のまぶたに焼き付いた、
狂おしいほどの青春は否定できず、
常に、君が重なる。

ああ、忘れようとして忘れようとして、
どんなに忘れようとしても、
その度に不可能と感じる。

青春の全否定などできず、
ただの記号に変わろうとも、
それは揺るがない。

僕は君を愛していた。
今の君が欠片になろうとも、
そう思う。

遠い過去を思い出す、
遠い未來に思い出す、
君がいた、青春。
19/01/01 23:33更新 / pomupomu



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