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とある寓話詩
盲た太陽が昇っていく。
陽の光は冷たい大気に届かない。
人々は寒さに震え嘆き悲しんだ。

そこに、西方から賢者が三人現れた。

盲た太陽に向かって、
一人は右目を、一人は左目を、
最後の一人は輝かしい光が大気に届くよう
太陽に呪術をかけた。

果たして。

太陽の両目は煌めきながら開き、その輝かしい光線は大気を暖め、
人々は喜んだ。

喜ぶ一人が西方から来た賢者に言った。
「これで冬を越せます」と。
西方から来た賢者の一人が空遠くを見ながら答えた。
「永遠ならざる」と。
19/01/01 23:36更新 / pomupomu



談話室



■作者メッセージ
受け入れられるといいのですが。
よろしくお願いします。

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