とある寓話詩
盲た太陽が昇っていく。
陽の光は冷たい大気に届かない。
人々は寒さに震え嘆き悲しんだ。
そこに、西方から賢者が三人現れた。
盲た太陽に向かって、
一人は右目を、一人は左目を、
最後の一人は輝かしい光が大気に届くよう
太陽に呪術をかけた。
果たして。
太陽の両目は煌めきながら開き、その輝かしい光線は大気を暖め、
人々は喜んだ。
喜ぶ一人が西方から来た賢者に言った。
「これで冬を越せます」と。
西方から来た賢者の一人が空遠くを見ながら答えた。
「永遠ならざる」と。
陽の光は冷たい大気に届かない。
人々は寒さに震え嘆き悲しんだ。
そこに、西方から賢者が三人現れた。
盲た太陽に向かって、
一人は右目を、一人は左目を、
最後の一人は輝かしい光が大気に届くよう
太陽に呪術をかけた。
果たして。
太陽の両目は煌めきながら開き、その輝かしい光線は大気を暖め、
人々は喜んだ。
喜ぶ一人が西方から来た賢者に言った。
「これで冬を越せます」と。
西方から来た賢者の一人が空遠くを見ながら答えた。
「永遠ならざる」と。
19/01/01 23:36更新 / pomupomu