ポエム
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泣くだろう。
昔、有人で月を目指す人々がいた。

競争だ、1番目になるんだ、と
激しい国と国との合戦だ。
サイエンスはここで輝いた。

一つは小さなエンジンを束ねて大きくする方法。
もう一つは、大きなエンジンを開発する方法。

小さなエンジンを束ねて月までは行けなかった。
どうやっても行けなかった。月までは遥か彼方。
ドイツの工場から得た知識ではどうにもならなかった。

大きなエンジンは開発にこそ膨大な苦難があったが月に行けた。
そのエンジンは一から開発されたイノベーションの華。
ドイツの科学者達の研究の成果だ。

今、月を目指す有人の計画は0とは言わないが極めて少ない。

でも、見たいのだ。
人が月面でかけっこしたり、ローバーを乗り回したりする、
その姿を、生放送で。

そしたらきっとTVの前で、私は歓びのあまり、

泣くだろう。
19/01/01 23:42更新 / pomupomu



談話室



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