三月
まだ君が
どんな花なのかも知らず
名前だけを知っている
そのやわらかな
可愛らしい名を
呼びかけることさえできず
僕の心の中で揺れている
三月も半ばを過ぎて
また今日も
君に伝えられなかった
君の色と
かたちと
においとが
僕の想像の中で溢れてゆき
そのたびに胸が苦しくなる
ああ君は
どんな花でしょうか
せめて
一目会いたいのです
ふたつき、みつきと経つ前に
どんな花なのかも知らず
名前だけを知っている
そのやわらかな
可愛らしい名を
呼びかけることさえできず
僕の心の中で揺れている
三月も半ばを過ぎて
また今日も
君に伝えられなかった
君の色と
かたちと
においとが
僕の想像の中で溢れてゆき
そのたびに胸が苦しくなる
ああ君は
どんな花でしょうか
せめて
一目会いたいのです
ふたつき、みつきと経つ前に