かなしいふうせん
ふくらんだあたまのなかは
いつもからっぽ
ことばがうまくでてこない
うつくしいけしきも
きのうみた
えいがのかんそうも
きみにつたえることばを
ぼくはなにひとつ
もっていない
わすれてないのに
わすれていて
きみのすがたがむこうぎしへと
はなれていく
いっそこわれてしまえばいいのに
ふうせんみたいなあたまに
はりをさして
おおきなおとがしたら
きみはふりむいてくれるかな
からっぽがそらへ
はなたれたときに
いつもからっぽ
ことばがうまくでてこない
うつくしいけしきも
きのうみた
えいがのかんそうも
きみにつたえることばを
ぼくはなにひとつ
もっていない
わすれてないのに
わすれていて
きみのすがたがむこうぎしへと
はなれていく
いっそこわれてしまえばいいのに
ふうせんみたいなあたまに
はりをさして
おおきなおとがしたら
きみはふりむいてくれるかな
からっぽがそらへ
はなたれたときに