ポエム
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灰をまぜる
自分だったものの灰を枝で掻きまぜる
無鉄砲で能天気で無邪気な膜に守られていた

しろい小さな骨を探しながら
おぼろげに目の端に
かわいらしい面影がゆらめく

見つかるかな
ぜんぶ燃えちゃったかな

見つかったら
ダイヤにしてあげたいな

それかその骨をたべて
ちゃんと覚えてるよって

またはここに置いたままにして
花を手向けて振り返らないのか

何が葬いになるだろう
私のことだったのにわからないなんて
変なの
25/03/02 11:39更新 / 五日



談話室

■作者メッセージ
自分が変わると世界ががらりと変わってしまって異世界に来たような心持ちです。

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