どんなに恥ずかしくても大丈夫
それはあなただけのものだから

どんなに苦しくても大丈夫
自分一人以上の重さにはならないから

どんなに悲しくても大丈夫
飲んだ水よりも涙は出ないから

どんなに辛くても大丈夫
自分だけ逃げるくらいできるから

孤独を思い出せ

どれだけ期待されたって
自分以上のものにはなれないから

どれだけ感謝されたって
自分がしたこと、ただそれだけのこと

どれだけ好きと言われたって
僕が手を握る。それしかできない

どれだけ幸せになったって
振り返れば、ずっとその繰り返しだ


他の誰かになれるような気がして
でもやっぱりなれなくて

自分が自分じゃないような気がして
でもやっぱりどこまでも自分だ


僕がもし孤独じゃなかったら
誰かが僕を助けてくれるかもしれない
僕がもし孤独じゃなかったら
誰かが代わりに僕を生きてくれるかもしれない

だけど

僕がもし孤独じゃなかったら
僕は誰かの分まで悲しまなきゃいけないだろう
僕がもし孤独じゃなかったら
僕は誰の気持ちに応えたらいいのだろう

逃げて逃げて
真っ暗闇の手前に座り込んだとき
その穴の中に足を投げ出して
ぶらぶらしたとき
そこが僕の心の中だと気がついたよ


僕は苦しくて苦しくて仕方がないけど
誰かの役に立ちたいとか
未来の希望とか今は何も見えないけど

僕は自分に背負えるだけの苦しみと
自分が拾えるだけの幸せを見つけて
まあ明日も、なんとか生きてみます

■作者メッセージ
つらいだけの日々が続きますが、
大切なことを思い出しました