あなたに書いた本当の気持ちから
「だけど」と「やっぱり」だけを切取って
その残りにくすんだ装飾を施し、
磨き上げ飾り付けをした

あなたに渡そう
これが僕の気持ちですと言って

渡せなかった手紙の山から
伸びる手に足を掴まれても

あなたに渡そう
今日は記念すべき日になるから

■作者メッセージ
あなたが好きです。
だけど、僕を見ていないその横顔に、
疲れてしまいました。
やっぱり僕では、
あなたを楽しませられなかったみたい。
今日までが人生で1番幸せな時間です。
だけど、あなたにはもっと自由が似合います。
本当にありがとう。