ポエム
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君がいる週末へ
誰かの声に怯えて、逃げ込んだ温もりは
あの頃と違い、すぐに冷えてしまった

この声に怯えて、向かったその方角は
あの頃と変わらず、迷子の森だよ

僕の一言、告げる前よりも
もっと不安になった
でもこんな気持ち打ち明けられない
空白の時間に吸い込まれそうさ

意味のないごめんねと、
役立たずのありがとう。
全部ほんとうなのに、胸が痛い。
だから苦しい。

重ねた約束、叶えなきゃいけない約束
あの空っぽには戻れないから
君がいる週末へ、今から走っていくよ


君の声に怯えて、つぶやいた弱音は
いつも後悔を連れてきた

僕の声に怯えて、指差すあいつは
あの頃と変わらず、見えない僕だよ

君の一言、求めていたはずなのに
もっと不安になった
でもこんな気持ち打ち明けられない
明日よ、早く過ぎ去れと願った

伝わらないごめんねと、
伝わらないありがとうも。
全部嘘じゃない、言葉じゃ足りない
だから虚しい

叶えた約束、重ねても変わんない約束
この空っぽに君がいるんだ
だから今夜こそ、僕は会いに行くよ


君を見つけて、手を振って
もっと不安になった
でもこんな気持ち打ち明けられない
次のサヨナラにいつも怯えてるんだ

言わなかったごめんねと、
言わなかったありがとう。
全部伝わってしまうから
もう迷わない。

重ねた約束、変わっていく二人だけの約束
この場所でまた会えたから
君のいる週末へ、また走っていける。

20/03/31 00:36更新 / アンタレス



談話室



■作者メッセージ
ただ会いたいだけです。
しかし会えたからといって、
何の進歩も生まれない詩でもあります。
でも今の強い想いです。
明日を乗り越えるためだけの詩です。

ごめんね。
そしてそれ以上に、ありがとう。

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