明日吹く風
積み上がっていく土嚢のように
容赦なく毎日が過ぎていくなかで
立ち向かっていく壁さえ見つけられずに
まだ何かを諦められないでいる
公園のベンチに腰掛けて
自分が失ってきたものの大きさを
耳の欠けた野良猫にたずねてみた
寂しいとしたらお互い様さ
しおれきった俺のこころ
古ぼけた万国旗みたいにぶら下って
抱きしめる女(ひと)もいないまま
明日吹く風を待っている
終わりのないドミノ倒しのように
時間に追われ走り続ける日々のなか
スタートラインにさえ辿り着けぬまま
まだ誰かを探し求めている
コーヒーの空き缶を灰皿にして
自分が傷つけてきた人たちのゆくえを
空を切った蝙蝠にたずねてみる
お前も何処にも行けないのか
くたびれ果てた俺のこころ
懐かしい秋の気配にもたれて
愛したい女(ひと)も見つけられずに
明日吹く風を待ち続けている
容赦なく毎日が過ぎていくなかで
立ち向かっていく壁さえ見つけられずに
まだ何かを諦められないでいる
公園のベンチに腰掛けて
自分が失ってきたものの大きさを
耳の欠けた野良猫にたずねてみた
寂しいとしたらお互い様さ
しおれきった俺のこころ
古ぼけた万国旗みたいにぶら下って
抱きしめる女(ひと)もいないまま
明日吹く風を待っている
終わりのないドミノ倒しのように
時間に追われ走り続ける日々のなか
スタートラインにさえ辿り着けぬまま
まだ誰かを探し求めている
コーヒーの空き缶を灰皿にして
自分が傷つけてきた人たちのゆくえを
空を切った蝙蝠にたずねてみる
お前も何処にも行けないのか
くたびれ果てた俺のこころ
懐かしい秋の気配にもたれて
愛したい女(ひと)も見つけられずに
明日吹く風を待ち続けている