飛行機、好奇心
部活帰りの背景は
白い吐息で霞んだ青と赤だ
紫へと混ざっていく
泡立って、角が立つ
ドケチな空は絵の具を水で薄めていく
紙がふやけてほろほろ朽ちて
ところどころ溢れる綿は世間知らず
白い、白い飛行機は見つからない
主人公の毛束に三日月の輪っか
星や本や猫などがぐるりと散らかって
光を吸い込んでは弾き飛ばして
重力も太陽も嘘をつく世界が見えた
一人、駅のホームで佇む僕は
バランスを崩せば傑作だ!
白い吐息で霞んだ青と赤だ
紫へと混ざっていく
泡立って、角が立つ
ドケチな空は絵の具を水で薄めていく
紙がふやけてほろほろ朽ちて
ところどころ溢れる綿は世間知らず
白い、白い飛行機は見つからない
主人公の毛束に三日月の輪っか
星や本や猫などがぐるりと散らかって
光を吸い込んでは弾き飛ばして
重力も太陽も嘘をつく世界が見えた
一人、駅のホームで佇む僕は
バランスを崩せば傑作だ!