牢屋みたいな磨りガラス
私と他者は磨りガラスで隔てられている
引っ掻くととざらざらしてきらきらする
どんな人も淡い色だけになって遠ざかる
「普通の前提」がある人だけが向こう側にいける
同じ物を見て共通の感情を共有し合って
ひとりは寂しくて誰かの体温を欲しがる
それが「普通の前提」
本当はね私も冬が一番嫌いだったの
いつだって春に孤独を曇らせてほしかった
街や空に絵の具が咲くように行き交う人びと
私だけが骨になって世界の外側を探している
普通の世界で言う病気なだけなのに
空は空に見えなくなって、太陽は地面に突き刺さっている
好きな本も人も磨りガラス越しにしか見えなくて、
近づけば近づくほどぼやけて、それがまた綺麗だった
いつか陽が、地面から顔を出して、私の磨りガラスを焼き殺してくれますように
そして、私まで焼けてしまえますように
引っ掻くととざらざらしてきらきらする
どんな人も淡い色だけになって遠ざかる
「普通の前提」がある人だけが向こう側にいける
同じ物を見て共通の感情を共有し合って
ひとりは寂しくて誰かの体温を欲しがる
それが「普通の前提」
本当はね私も冬が一番嫌いだったの
いつだって春に孤独を曇らせてほしかった
街や空に絵の具が咲くように行き交う人びと
私だけが骨になって世界の外側を探している
普通の世界で言う病気なだけなのに
空は空に見えなくなって、太陽は地面に突き刺さっている
好きな本も人も磨りガラス越しにしか見えなくて、
近づけば近づくほどぼやけて、それがまた綺麗だった
いつか陽が、地面から顔を出して、私の磨りガラスを焼き殺してくれますように
そして、私まで焼けてしまえますように
25/12/25 21:19更新 / 深紺