夢の外へ泣きにゆく
夏の青い夕暮れにかざしてみた私の手
窓で影が優しく揺れた
暖かな風に包まれながら
藍色の夜空待つの
冷えた川の水に額をつけて
水草と息をひそめて待つの
ああ今だけは夢に溺れさせて
世界が怖くてたまらないの
萎んだ心よまた咲いて
蛍がぼんやり舞う
星に見とれてふらり
この気持ちよいかないで
空に溶け出した悲しみは
ただ美しくてしかたがない
夢が涙を食べてゆき
飢えに怯える私は消える
夢じゃあ息はできないよ
足元すらおぼつかない
人であれば道が要る
重いからだは夢の敵
このまま溺れ死のうかな
大人と地獄を生きようか
天才たちは美しく
夢の中で死んでゆく
私はからっぽの重いからだを垂らし
飢えに怯えにいくよ
蛍がないと生きられない
暗闇で心が割れてしまう
さようなら
もう会えないかな
私は大人とビル街へ
喧騒の中へ泣きに行く
蛍を連れて泣きに行く
窓で影が優しく揺れた
暖かな風に包まれながら
藍色の夜空待つの
冷えた川の水に額をつけて
水草と息をひそめて待つの
ああ今だけは夢に溺れさせて
世界が怖くてたまらないの
萎んだ心よまた咲いて
蛍がぼんやり舞う
星に見とれてふらり
この気持ちよいかないで
空に溶け出した悲しみは
ただ美しくてしかたがない
夢が涙を食べてゆき
飢えに怯える私は消える
夢じゃあ息はできないよ
足元すらおぼつかない
人であれば道が要る
重いからだは夢の敵
このまま溺れ死のうかな
大人と地獄を生きようか
天才たちは美しく
夢の中で死んでゆく
私はからっぽの重いからだを垂らし
飢えに怯えにいくよ
蛍がないと生きられない
暗闇で心が割れてしまう
さようなら
もう会えないかな
私は大人とビル街へ
喧騒の中へ泣きに行く
蛍を連れて泣きに行く