西からの風
西から吹いた湿った風に
頬を叩かれ思い出す
君に言わなかった言葉を
コーヒーゼリーの切れ端のように
不確かで、ぐにゃぐにゃで、
それでもまだここにあるんだ
西から吹いた湿った風に
君への言葉をのせてみる
君は向こうにいないのに
君は向こうにいないから
コーヒーゼリーの切れ端たちは
ちぎれて、ほどけて、
それでもまだここにあるんだ
君から吹いた湿った風に
君に言えなかった言葉を
頬を叩かれ思い出す
君に言わなかった言葉を
コーヒーゼリーの切れ端のように
不確かで、ぐにゃぐにゃで、
それでもまだここにあるんだ
西から吹いた湿った風に
君への言葉をのせてみる
君は向こうにいないのに
君は向こうにいないから
コーヒーゼリーの切れ端たちは
ちぎれて、ほどけて、
それでもまだここにあるんだ
君から吹いた湿った風に
君に言えなかった言葉を