ポエム
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再生の物語
鴇色の龍が、無数の鱗を煌めかせ

螺旋の渦を描きながら
宙を翔け登る

大気を震わす咆哮は
玻璃を細かに砕き
地上に降り注ぐ

金、銀、天色の雨

我を忘れて、外へ飛び出し
慈恩の雨にうたれる

しがらみで肥大した容れ物を
洗い流し

全てが帰る場所へ



19/03/27 09:34更新 / リュブリュー



談話室



■作者メッセージ
一雨ごとに春の訪れを感じて。

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