忘却の砂浜
いくつもの想い出の海を漂い
辿りついたのは
思念の残骸が積もる、最果ての砂浜
そこは
永遠に続く漣の音以外何も無い
忘却のしじま
打ち寄せる静かな波に洗われ、横たわる私は
青白い嫉妬の炎を宿したまま
優しいタナトスを待ちわびる
貴方から与えられた悲しみも、悦びも
脆く儚く掌から去っていく
力尽き、倒れてもなお
甘美な想い出が、身体中を掻きむしり
傷痕から貴方への想いが、とめどなく溢れる
嵐の最中であっても
まだ、貴方という海が恋しい
もう、どこにも行けない
忘却の砂浜に埋もれていく
私の手を握り、ただ一言、貴方に囁いて欲しい
《全部、知ってたよ》と。
柔らかな声を聞きながら
醒めることのない眠りにつこう
辿りついたのは
思念の残骸が積もる、最果ての砂浜
そこは
永遠に続く漣の音以外何も無い
忘却のしじま
打ち寄せる静かな波に洗われ、横たわる私は
青白い嫉妬の炎を宿したまま
優しいタナトスを待ちわびる
貴方から与えられた悲しみも、悦びも
脆く儚く掌から去っていく
力尽き、倒れてもなお
甘美な想い出が、身体中を掻きむしり
傷痕から貴方への想いが、とめどなく溢れる
嵐の最中であっても
まだ、貴方という海が恋しい
もう、どこにも行けない
忘却の砂浜に埋もれていく
私の手を握り、ただ一言、貴方に囁いて欲しい
《全部、知ってたよ》と。
柔らかな声を聞きながら
醒めることのない眠りにつこう