ポエム
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忘却の砂浜
いくつもの想い出の海を漂い
辿りついたのは
思念の残骸が積もる、最果ての砂浜

そこは
永遠に続く漣の音以外何も無い
忘却のしじま

打ち寄せる静かな波に洗われ、横たわる私は
青白い嫉妬の炎を宿したまま
優しいタナトスを待ちわびる

貴方から与えられた悲しみも、悦びも
脆く儚く掌から去っていく

力尽き、倒れてもなお
甘美な想い出が、身体中を掻きむしり
傷痕から貴方への想いが、とめどなく溢れる

嵐の最中であっても
まだ、貴方という海が恋しい

もう、どこにも行けない

忘却の砂浜に埋もれていく
私の手を握り、ただ一言、貴方に囁いて欲しい

《全部、知ってたよ》と。

柔らかな声を聞きながら
醒めることのない眠りにつこう




19/03/23 23:42更新 / リュブリュー



談話室



■作者メッセージ
読んでいただき、ありがとうございます。長文を書くのが苦手なので、うまくまとめられれませんでした、

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