女達と酒場
熱気にむせ返る夕暮れの酒場
黄金色に輝くグラスがあちこちで交わされ
嬌声が響く
ジュワジュワ音を立てて供される
鶏の肉塊は
赤い唇に次々と吸い込まれていく
声が声をかき消して
隣の声すら聞こえない
喧騒の静寂
窓には薄夜の天幕が張られ
行き交う雑踏から妖しい影が
一番星を掴み
轟々と唸る室外機のジャングルに
こちらを振り返るネコ
何度も、何度も
闇に絡め取られ
愛してる、と誘う
黄金色に輝くグラスがあちこちで交わされ
嬌声が響く
ジュワジュワ音を立てて供される
鶏の肉塊は
赤い唇に次々と吸い込まれていく
声が声をかき消して
隣の声すら聞こえない
喧騒の静寂
窓には薄夜の天幕が張られ
行き交う雑踏から妖しい影が
一番星を掴み
轟々と唸る室外機のジャングルに
こちらを振り返るネコ
何度も、何度も
闇に絡め取られ
愛してる、と誘う