純粋とうた
なあなあ、これは嫌味だ。
型にハマったものの何が良いのだろう、ぼくは、言葉を綴れないことの方がよっぽど恥ずかしいよ。普通に生まれて普通に育った名も亡き一般通過Aだから、それでいいのに、自分が特別なんて思い込めるのってすごいようでおかしかった。エンターテイメントだ。ぼくには一生できない、だから、これは嫌味だ。
人は汚れるのを逃れられない運命らしい。生き物ってみんなそうなのかもね、汚れることを大人になると形容するのかもしれないし、それでもぼくは純粋だと言い張れるのだ。両者に境界があって、死んでいけとナイフを刺した。純粋ゆえの殺害、許してくれるんだろう?乾いた笑い、なあ、これは嫌味だ。
この世界に、ぼくがあるわけないんだよ。