遠くに鳴るうた
バカね、考えることが多くて嫌になっちゃう。進路だとか将来だとか、お酒が飲めるわたしに未来を押し付けないで。泥酔と共に忘れてしまいたい、この不安、裂傷、劣情。わたし、誰かの特別になれるのかな。誰かと添い遂げなくても良いから、わたしのことを心に留めてくれる、そんな誰かをゆめに見ている。届いて、わたしの抽象。
こうして世界が変わっていくのだと実感しています。当たり前にあったものが、当たり前に亡くなって、目新しいものが、当たり前になっていく。これを死と言わずに何て言うんだろう。困惑、当惑。屍の上に立って、今よりも高いところを見ているわたしにあなたに何が言える?誰もが同じ山には登れないから、あなたの頂上を見ることなんてできないけど、眼下に広がる雲海は何色をしていますか?それが、できるなら真白で、永遠に尊いものであると願っている。