悪いひとのうた
反抗的に生きてきたので意にそぐわないすべてを拒否してしまう厄介なわたしのことをお話しします。代弁、こころの吐き捨てる場所、ここはわたしのテリトリーじゃないから、わたしは独裁者にはなれなかった、なるつもりもなかったけど。なににも染まりたくないから右の矢印を左に曲げてみたり、多分、直接的に、嫌われていたんだと思うよ。別に気になるほどこどもでもなくて、ああそうで済まされる引っ掻き傷だけど、けど、大多数が正義を体現してること、気付かない独善的な、そんな雨が嫌いだった。なにも知らないくせになんて言うのもバカらしいと思っています。だから、反抗的でしょ、なんて笑ってしまうんだ。ほら笑えよ、望む道化師はここにいて、正義の木槌が手元にある。裁判所、ほら、処刑するならお好きにどうぞ気の済むままに。悪は、必要なのだと誰かは言った。