うたをうたううた
3日間、うたをうたっていなかった。
口を動かすという行為は別に生きるために必要じゃないから、必要なのはエラ呼吸だから、だからぼくは今日も生きています。生きてる、だけだけど。
どんな風に生きてたかは重要で、うたのない3日間はどうにも灰色でした。こんなぼくを、どうか燃やして天王星。
灰色の景色はどうにも空想に欠けてる気がしました。死にたい、なんて思う余裕なんてないくらい、小さい箱に現実を詰め込んでいた。正しいかどうか、そんなのわからないけど、間違ってはいないと思うよ。
炭酸のお風呂に入ってみたい。海中を往く電車に一人でいたい。鞄に入って世界を回ってみたい。良いと思うよ。ぼくは否定しません、肯定もしません。それがあなたの色ならば、うたならば。多分、それで良いんだと思うよ。