好きのためのうた
好きなものは?と聞かれたとき、どうしようか迷ってしまいます。
納豆が好きです。駄目でしょうか。なら、カレーが好きです。
銀河が好きです。駄目でしょうか。なら、桜が好きです。
イラストが好きです。駄目でしょうか。なら、絵画が好きです。
観劇が好きです。ミュージカルが好きです。素直な人が好きです。面倒臭い男も好きです。赤色が好きです。アニメが好きです。ディズニーが好きです。カードゲームが好きです。ツイッターが好きです。ネットゲームが好きです。ゴシックロリータが好きです。詩集が好きです。グロいTRPGが好きです。全部、全部駄目でしょうか。なら、わたしは何を以てしてわたしなのでしょう。
駄目、と律してしまうのは、きっと心のそこでわたし自身が否定してるから。好きなものをそんなものと貶しているから。別にいいですよ、わたしはですけど。わたしを否定するならほら、もっと好きなものを話してください。どうして好きなの?どれが好きなの?どこが好きなの?言葉?歌?見た目?容姿?
わたしの肯定はわたししかできなくて、好きなものは、好きだから好きと存在できるように、定義も酸いも甘いも、全部決めるのはわたしです。存在確定は、わたしじゃないとダメなので。