かみさまのうた
「人に指を指してはいけません」なんて言うけれど、人でなければ指して良いの間違いだ、だから偶像を指差してしまうのです。
「違うよ」。人の言葉を溢したら、果たして人と認めてくれるのでしょうか。神様から堕落したなら、人として堕ちることさえ許されないなら、彼はいったいなにものなんでしょう。
象徴化という愚行をぼくらはいつも犯してる、誰も罰することないからと正当化してしまう、プラスマイナスの世界ならば、眼に見えぬ罪は彼が引き受けている。
「わかっているよ」、誰よりも人間らしい、神様の子供。