ポエム
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夜を歩く
夏の宵なら歩きたい
それが寒くなり
山に初冠雪の秋になり
なんとなく買い物忘れて近所に
ふらりと出かけた
月は三日月
それがまた夜空を余計に寒くする
心細い夜更けても
店は煌々と明るく開いている
星は二等星か
きっと近視でなかったら
もっと星空が見えるのだ
それにしても寒い
孫娘には風邪薬
息子には夜食
閉店間際の値段の下がる
残り物の弁当でもと期待する
気持ちだけでなく懐具合も寒い秋
まあどうにかなるさと
ドラッグストアに吸い込まれ
25/11/07 06:41更新 / キム ヒロ

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