世界は誰が造ったの？
と五歳児の孫が聞く
ぎくりと鋭い質問にたじたじ
説明ができない誰も知らないこと
逃げの一手は神頼み
それはだな　こほん
神様が造ったのだ
なんでも不可解なことは神のせいにする
孫の舌鋒は鋭い
その神様は誰が造ったの？
はあ　それはだなと
誰のせいにもできない　困った
神様も世界ができる前からいたの？
それはそうだな
だったら暗闇の何もないところに
ひとりぽつんといて何していたの？
それはだな　神様にもお父さんとお母さんがいてな
とそうして逃げる
神様の上がいたら永遠に続く
果てがないのが世界だ
そうしないといつかどこかで限界だ
してみれば
神様とは何だろうな
世界の始まりの前は何をしていた？
？が永遠に続く不思議な世界