ポエム
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ネギ好きの息子のために
野菜は高くなったが
ようやくの秋口に
ネギも五本で百円と
八百屋の店頭で買い込む
ネギ好きの息子のために
どっさりと買って焼いて食べさせよう
どうしてかネギが好物になったとは
人には理由なく大好物がある
小さなときに食べさせたか
ネギはわたしも好きだが
そんなでもない
薬味として味噌汁の具として
脇役で使うぐらいだ
ヤキトリの好きな息子は
串にさしてタレかけて焼いたら
いっぱい食べるだろうか
そういえば
ネギのたまらなく好きな人を
知っている
叔父と同級生がいた
なんにでもネギを刻んで入れるのは
息子もそうだ
寝ても起きても
ネギネギネギネギネギ
ネギがどうした
それがなければ日も暮れない
仕事で疲れて帰ってくる息子に
ネギらいのネギ料理
 
24/09/25 06:29更新 / キム ヒロ



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