ポエム
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昼寝
ふいに、眼球と瞼の間に紅が挟まっているのを感じて、仰向けの体を起こす。

窓の外では、今にも沈みそうな太陽が学校の校舎に半分だけ身を隠しこちらを見ている。

部屋に、赤黒い絵の具と母さんが作るカレーの匂いが、ぶちまけられている。

そこで待っている。

世界の終わりとありふれた日々。

僕は泣きだしそうになって、でも笑ってしまいそうで、どうにかなってしまいそうで、急いで部屋を出る。

後で掃除をしておかなくちゃ。




19/05/24 12:46更新 / ろあ2ごう



談話室



■作者メッセージ
初めての投稿です。詩とよべるか分からないような文章ですが、見ていただけたのなら幸いです。

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