ポエム
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蒼い馬を見よ
何かが走って行く
風塵の中を

昔からいつも夢の中に現れてくる
一頭の蒼い馬
遠くて寂しい藍色の瞳は
走ることの宿命を背負っている

君よはるかに行け
君よ遠くへ行け
君よ未来に向かって遥かにみつめよ

そうしてその足跡はとうざかった
近づく土煙りを残して
私には鮮やかに眩しい光のようだ
美しく眩しい君のようだった

何者かが歩いてくる
愛はいつも一歩一歩と突然やって来る
君は影をひそめて愛を運ぶ

季節はめぐって
愛はどこかに帰ろうとしている
きっと君のぬくもりや胸にだろうか

蒼い馬が一頭走る
春の嵐の中を
私自身のように
25/11/28 19:12更新 / 平尾 直久

■作者メッセージ
ここまで読んでくれてありがとう。

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