不良日誌
心の中へ幾筋もの淡い悲しみが重なり
川の流れのように流れ
夜になれば半月のような深く傷ついた
痛みが光を求めて
蛾のように忍びよる悪への道
白い粉が踊りつずける安らぎと逃げ場のなさ
注射痕がある無鉄砲な時間
痺れるような快感
希望を失い 少女の無邪気さを失い
遠方のこだまを聴いた日々
崩れ落ちて来た十代の生命に
まだ孵化したばかりの青春なのに
第八二二条の懲戒権っていう奴で
女子少年院に来てしまった私
遠くから響いてくるパトカーの赤い
サイレン ドタバタと踏み込む警察官
の足音
重たい睡魔と信じることを忘れた
白い粉との生活だった
単独部屋は喋りはしない
白くて高い壁 悲しい離れ屋
自由を塞ぎ 私たちを隠す 少年院
世間にぶつかり
自分にぶつかって出来た壁
両親や学校の先生の顔が毎日想いうかぶ
動物のようになってしまった
鳥かごの中で
川の流れのように流れ
夜になれば半月のような深く傷ついた
痛みが光を求めて
蛾のように忍びよる悪への道
白い粉が踊りつずける安らぎと逃げ場のなさ
注射痕がある無鉄砲な時間
痺れるような快感
希望を失い 少女の無邪気さを失い
遠方のこだまを聴いた日々
崩れ落ちて来た十代の生命に
まだ孵化したばかりの青春なのに
第八二二条の懲戒権っていう奴で
女子少年院に来てしまった私
遠くから響いてくるパトカーの赤い
サイレン ドタバタと踏み込む警察官
の足音
重たい睡魔と信じることを忘れた
白い粉との生活だった
単独部屋は喋りはしない
白くて高い壁 悲しい離れ屋
自由を塞ぎ 私たちを隠す 少年院
世間にぶつかり
自分にぶつかって出来た壁
両親や学校の先生の顔が毎日想いうかぶ
動物のようになってしまった
鳥かごの中で
25/10/31 18:13更新 / 平尾 直久