微風
耳を澄ましてごらん
微かな風が季節を探している
見守っている
秋の空はほんとうに青く澄んでいる
東の方へ行く風が身体に心地良い
湿っぽい暑さがまだ残り 窓を開けで
涼を得ようとする時
通りの背の低い銀杏の葉は
風に震え 心細くそよいでいる
秋風たちよ ゆたかに取り囲んでくれ
微風は歌を待っている 約束した時間に
あえぐ額に汗が吹き付けてくる
夜の乾いた風が何かを告げようと急いで吹く
社会で摩擦するすべてのものに
砂たちが騒いで舞い上がる
こだましたその歌に
瞳はそのおかげで夜の中で目覚める
あなたと私はきっと歌を長く待っていた
二人には行方がわからなかったけれど
微風と一緒に共鳴する時
その歌のほんとうの意味がわかる時にちがいない
小さな町に歌が響く
きっと良い歌が微風に吹かれて
微かな風が季節を探している
見守っている
秋の空はほんとうに青く澄んでいる
東の方へ行く風が身体に心地良い
湿っぽい暑さがまだ残り 窓を開けで
涼を得ようとする時
通りの背の低い銀杏の葉は
風に震え 心細くそよいでいる
秋風たちよ ゆたかに取り囲んでくれ
微風は歌を待っている 約束した時間に
あえぐ額に汗が吹き付けてくる
夜の乾いた風が何かを告げようと急いで吹く
社会で摩擦するすべてのものに
砂たちが騒いで舞い上がる
こだましたその歌に
瞳はそのおかげで夜の中で目覚める
あなたと私はきっと歌を長く待っていた
二人には行方がわからなかったけれど
微風と一緒に共鳴する時
その歌のほんとうの意味がわかる時にちがいない
小さな町に歌が響く
きっと良い歌が微風に吹かれて
25/08/29 21:05更新 / 平尾 直久