ポエム
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祝福の日
オリ-ブの光沢に似たきだかい額
延び延びとした均整のとれた肢体
君の存在自体が天上的なもの
この世には稀なもの
この現世では甘く清らかな至上の魂
君の肌は大理石のように輝く白い波

君の上品な色香はその場を華やかな社交場にする
人々は君の美しさを認めている
君の赤き唇 白く細い指 鹿のような足
聖母の海のような愛

白い百合の花びらが金色の雄芯を抱くように
包み愛の渕に誘う
緑の丘へ安らぎを求めて 満ち足りた時を求めて
私の荒れて貧しい魂は和らぐであろう
自分の情熱も至高の歓喜に変わる時が来る
ああ芽生えたばかりの気持ちが波打っている

私の愛と君の愛が結ばれ
君は美しい森の精 昔ぶなの木の木陰から
そっと君を眺めていた
女王なる月が今君の存在と同じように
太陽となる 私の気持ちを君に捧げよう
何かの障害や抵抗は二人の愛を
蹄鉄に変えていく
24/12/28 17:50更新 / 平尾 直久



談話室

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法政大学卒

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