クリスタル
月明かりと
虹色の雨
とりどりの色彩に
人々の心が流れていた
バケツにたまったそれから
立ち上がろうとあがく響きや
もうここらで
休もうと止まる足音が
みんな
渦を巻いて立ち込める
嗅いでみても湯気ではなく
それはどこか悲しげで
はかなくて
でも
力強さがところどころに
つぎはぎを縫う糸のように
モノと心とを
わかち難くつなぎとめている
雨はいつしか透明になり
人の心も透き通る
クリスタルの
輝きに満ちた夜明けがくる
虹色の雨
とりどりの色彩に
人々の心が流れていた
バケツにたまったそれから
立ち上がろうとあがく響きや
もうここらで
休もうと止まる足音が
みんな
渦を巻いて立ち込める
嗅いでみても湯気ではなく
それはどこか悲しげで
はかなくて
でも
力強さがところどころに
つぎはぎを縫う糸のように
モノと心とを
わかち難くつなぎとめている
雨はいつしか透明になり
人の心も透き通る
クリスタルの
輝きに満ちた夜明けがくる