ポエム
[TOP]
永遠みたいな
お菓子のように濃いカフェラテを
あなたと一緒に感じたい

丸みをおびた満月が
愉快にざわめく虫の音(ね)のうえ
窓からさしこむ視線のような
淡い光の筋きらきら

こんな夜は
踊るのも話すのもやめて
テーブルのうえの猫のように
あくびにかまけて
安らかに愛して

ケーキのように甘くとろける
そんな時間を手のうえに
乗せてはみたが永遠には
なりようもなくて

ただ目をとじて
キスしたい

テーブルの猫ちゃんはふぁぁ
わたしたちも眠ろうか

永遠みたいなこの時間
24/02/06 17:01更新 / 平井かずみ



談話室



■作者メッセージ
最も平和な詩になりました。

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c